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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  Scan-Speak Illuminator Project
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ポートレスポンスに現れたピークの正体は、エンクロージャー上下方向の定在波です。

高さが1m程度の一般的なトールボーイ型エンクロージャーの場合、上下方向の定在波が170Hz前後に必ず発生します。これを放置しておくとバスレフポートからこの定在波が漏れ出てくるだけでなく、ウーファーの音圧特性にも変なうねりが出るのは先日のデータの通り。音質的に良いわけがありません。

ところがこのモードは極めて手強く、底板に少々凹凸を付けたぐらいでは消えてくれないのが普通です。今回も種類の異なる吸音材を厚く積層することで対処しています。

またトールボーイ型は何故かバスレフポートを下の方に設けたデザインが多いのですが、天井と底板付近は定在波の音圧が最大となる場所なので、定在波的には最悪のレイアウトです。

いつも思うのですが、ポートレスポンスの測定はお医者さんが聴診器で患者の胸の音を聴くようなもので、エンクロージャー内の不整を露わにしてくれます。ポートレスポンスの測定は簡単なので、ぜひ一度測定してみることをお薦めします。



(つづく)


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テーマ:オーディオ - ジャンル:趣味・実用

コメント


初めまして。市販品でなければPioneerのAFASTのような手法でエンクロージャの長辺方向の定在波を消すのもありでしょうか。
2019/02/12 04:11    URL  #-  編集

Re: タイトルなし
こんにちは。コメントありがとうございます。
PioneerのAFASTというのは初めて知りましたが、片閉管の共鳴管を使って定在波を吸収するというアイデアですね。共鳴管の長さをエンクロージャー内寸の半分にしてやれば定在波の周波数と一致するはずです。ただ、それなりに大きなサイズになるので、たとえば側板とか裏板と一体化するのが良さそうですね。

勉強になりました。ありがとうございます。

> 初めまして。市販品でなければPioneerのAFASTのような手法でエンクロージャの長辺方向の定在波を消すのもありでしょうか。
2019/02/12 22:30  Iridium17  URL  #-  編集


Iridium17様
音質の方は、SEASと比較してどうでしょうか。
また、最近製作されたアンプとマランツとの比較は如何でしょうか。
2019/03/12 05:59  よたっぺ  URL  #tHX44QXM  編集

Re: タイトルなし
よたっぺ様、こんばんは。

SEASとScan-Speakの比較ですが、ツィーターの音質が大きく異なります。
私が持っているSEAS T25CF001は磁性流体を使っているせいかアタックがマイルドで耳障りな鳴り方をしない反面、ヌケの良さとか鋭さといった面ではScan-Speakに一歩譲る感じがします。特にトランペットとかサックスで大きな差があります。特にIlluminatorはヌケの良さと鋭さを備えている一方でホーンドライバーのようなキツい鳴り方はしないところが素晴らしいです。

自作アンプとマランツの比較ですが、自作アンプのほうが透明感が1,2ランク上です。DCアンプなのでカップリングコンデンサが存在しないことと、バランスアンプ(BTL)なのでアースラインに電流が流れないといった点が効いているのだと思います。
2019/03/12 22:44  Iridium17  URL  #-  編集


Iridium17様
評価有難う御座いました。私も、殆ど聴いていない自作アンプLM3886を再度試聴したいと思います。
2019/03/13 01:06  よたっぺ  URL  #tHX44QXM  編集


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