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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  オーディオ
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ウェブ検索すると、どうやらホーンスピーカーのAcoustic centerには特有の難しい問題があるようですが、ひとまずそれは置いておき...

これまでクロスオーバーネットワークを介して位相を合わせることには注力してきましたが、クロスオーバーネットワークを通す前のウーファーとツィータの位相差がどの程度あるのかはあまり注目していませんでした。そこで過去のインパルス応答のデータを引っ張り出して調べてみました。

こちらはPARC2ウェイのデータ。この作例ではAcooustic centerを合わせるためにエンクロージャを後傾させていますが、こちらは後傾させる前のデータです。3kHzクロスを狙ったものの、どうしてもReverse nullが出せずにギブアップしたセットアップですが、3kHzにおけるウーファーとツィータの位相差は114度ほどありました。

PARC_Tilt_0mm


こちらはエンクロージャ前端を20mm持ち上げた後傾バージョンのデータで、PARCサウンド鑑賞会に持参したセットアップです。このときはなんとかReverse nullが出せていましたが、3kHzにおけるウーファーとツィータの位相差は83度まで小さくなっています。それでも結構大きい気がしますが、経験値としては位相差を80度程度に抑えておけば、あとはクロスオーバーネットワークを追い込むことでReverse nullが出せるようです。

PARC_Tilt_20mm


こちらは最近私が設計に関わった小型2ウェイですが、都合により詳細は非公開としています。この作品はツィータにウェーブガイドが付いておりAcoustic centerが20mmほど後退しているため、インパルス応答の立ち上がり位置が良く合っています。

dd_WF

dd_TW


ウーファーとツィータの位相差も約40度(@2.5kHz)と小さくなっており、Reverse nullも難なく出すことが出来ました。また4.2kHz付近で両者の位相特性が交差しており、この領域でツィータを逆相にすればネットワークなしでReverse nullが出るという大変なことになります。

dd


で、Sさん宅のALTEC 416A+BMS 4592NDはどうするか?

とりあえず測定を繰り返しながらミッドの位置を前後に動かしてみるわけですが、このときインパルス応答の立ち上がり位置ではなくウーファーとミッドの位相が合うように位置決めしようと思いますが、さてどんな位置に来るのでしょうか。

ところでインパルス応答から位相を解析しているとカーソルとマーカーの位置が1ポイント変わるだけで結果が大きく違ってしまうので、もう少し時間分解能が高い方が良いなと思うことがあります。インパルス応答の時間分解能はサンプリング周波数の逆数ですから、次回からは96kHzサンプリングも試してみようと思います。



(つづく)



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