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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  オーディオ
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まずLIMPでフリーエアでのインピーダンス特性を測定します。これでユニットのFsとQtsが求められます。

Unit_A


次にVasを測定します。

Vasの測定方法にはデルタマス法とデルタコンプライアンス法のふたつがあります。

デルタマス法というのはコーンにおもりを付加したときのインピーダンス特性の変化からVasを求める方法です。おもりの質量が正確に分かっている必要があり、またおもりはコーンに密着している必要があります。その昔、無線と実験の記事でアルテックのウーファーを天井から上向きにつるして硬貨を乗せて測定している写真を見た記憶がありますが、あれでは硬貨がコーンの上で跳ねるのでダメでしょう。海外の測定例ではプラスチック粘土をくっつけたり、あるいは小さなネオジ磁石をコーンの表と裏に置いて吸着させるといった方法が紹介されていますが、あまりやりたくない方法です。

今回はデルタコンプライアンス法を使います。

デルタコンプライアンス法というのはウーファーを密閉箱に取りつけたときのインピーダンス特性の変化からVasを求める方法です。このときの密閉箱の容積は想定されるVasの半分から7割程度が良く、目安としては

4~5インチクラス : 3.6L
6~7インチクラス : 14L
8インチクラス   : 28L

といった値がLoudspeaker Design Cookbookで推奨されています。このように密閉箱の大きさはだいたいで良いのですが、容積自体は正確に求めておく必要があります。

またウーファーは外付けでも良く、この場合はバッフル開口部の容積とコーンの凹みの容積も加算してやります。今回は密閉箱が22.1L、バッフル開口部容積が0.631L、コーンの凹みが0.313L、トータルで23.0Lとなりました。

Golden8_3


黄色がこのときのインピーダンス特性です。ピーク位置がシフトしているのが分かります。あとはLIMPがパラメータを自動計算してくれます。

Unit_A_closed


はい、こちらが世界でもレアなRichard Allan NEW GOLDEN EIGHTのT/Sパラメータです。

Golden8_TSP2




(つづく)


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