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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  オーディオ
tags : 
Rogers LS3/5Aの測定が終わりましたので、データを公開します。
まずはいつもの測定環境から。

【ハードウェア】
オーディオI/F : M-Audio Firewire410
パワーアンプ : GUANZO LM3886
マイクロフォン : Dayton audio EMM-6 (校正データは使用せず)

【ソフトウェア】
インパルス応答測定 : ARTA Version 1.83
インピーダンス測定 : LIMP Version 1.83
データ解析 : Speaker Workshop 1.61

【測定条件】
シーケンス長 : 32k
サンプリングレート  : 48kHz
分解能 : 24bit
測定信号 : Periodic Pink Noise
測定モード : デュアルチャンネルモード
アベレージング : 16回
マイク距離 : ツィータの軸上1m
マイク高さ : 103cm

測定場所は拙宅の約7畳の洋間で、吸音処理は特に何もしていません。

FarField480

LIMP_480


こちらがRogers LS3/5Aのインパルス応答波形。最初の大きなピークのあと一旦波形が収束し、13msあたりに再度小さなピークが現れていますが、これは床からの反射波(1次反射)で、直接波よりも約3.7ms遅れて到達しています。

PIR


このインパルス応答のうち、最初のピークから1次反射が到達するまでの区間だけを取り出して解析(フーリエ変換)することにより、部屋の影響を含まない周波数特性(疑似無響室特性)が得られます。ざっくり言えば、これがARTAの測定原理です。

ここで1次反射(ここでは床からの反射)よりも先に別の反射が来ると、データに細かな凹凸のArtifactが生じてしまいますので、マイクスタンドやホルダーの選定は重要です。拙宅では自作のパイプ状マイクホルダー(長さ1m)を使うことでクリーンなインパルス応答を得ています。このあたりのノウハウはこちらにまとめてあります。

PIR_Gated


あらあら、今日は測定条件の話で終わってしまいました。
明日以降、データをアップします。



(つづく)

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テーマ:オーディオ - ジャンル:趣味・実用

コメント


結果が楽しみです。
僕のLinkwitz PLUTOも測定していただきたいですが、運べないし、アクティブで特殊など…
2015/06/09 19:52  daredevils36  URL  #T1TMr5b.  編集

Re: タイトルなし
daredevils36さん、こんばんは。

私もPLUTO測定してみたいですね。
あれってツィータとウーファーの位相関係はどうなっているんですか?

> 結果が楽しみです。
> 僕のLinkwitz PLUTOも測定していただきたいですが、運べないし、アクティブで特殊など…
2015/06/10 22:54  Iridium17  URL  #-  編集


Iridium17さん
こんにちは。

Linkwitz PLUTOは、電気的には1kHz LR4で、ツイーターにオールパスフィルターというディレイがかかっています。Reverse-Nullのグラフは見たことがありません。位相関係がどうなっているか良く分かりませんが、ウーハー直上に仮想音源がくる(あるいはツイーターそのもの)のだと予想されるので、低いクロスと両ユニットの近接配置関係から、軸外でもクロスの乱れが少ないようです。
2015/06/11 06:55  daredevils36  URL  #T1TMr5b.  編集

Re: タイトルなし
Daredevils36さん、こんばんは。

> Linkwitz PLUTOは、電気的には1kHz LR4で、ツイーターにオールパスフィルターというディレイがかかっています。Reverse-Nullのグラフは見たことがありません。位相関係がどうなっているか良く分かりませんが、ウーハー直上に仮想音源がくる(あるいはツイーターそのもの)のだと予想されるので、低いクロスと両ユニットの近接配置関係から、軸外でもクロスの乱れが少ないようです。

なるほど。

ところでどうしてウーファーだけ上を向いているのですか?

2015/06/11 20:46  Iridium17  URL  #-  編集


ウーハーを上向きにすると、水平方向の指向感度特性が均一になるメリットがあるからではないでしょうか。スピーカーの周り360°ぐるっとまわっても同じ特性になります(耳の高さが同じなら)
垂直方向よりも水平方向を優先させたか、あるいは単にユニットの固定方法がやりやすいからかもしれません。さらにはクロスが1kHzなので、指向性が悪化する(狭くなる)前に切ってしまっていると思われるので、元々向きは関係しにくくなっているかも知れません。

ツイーターは直径5cmの振動板ですが、軸上で聴かないと高域が落ちます。なので、これはリスナーの方向を向けます。ドームツイーターなんかより直径が大きいので、軸外で高域が落ちるのがむしろ早い(3kHzまでは無指向性)のですが、クロスオーバー部分のつながりに関しては軸外でもスムーズに繋がっているので、ワイドレンジなフルレンジのようだと考えても良いかもしれません。PLUTOは無指向性を狙ったSPなので、軸上と軸外の特性が同じになるようなアプローチで設計されています。この軸外特性に着目する話をしだすと、より話が長くなります。
2015/06/11 21:10  daredevils36  URL  #-  編集

Re: タイトルなし
なるほど。

ウーファーとツィータは何をお使いですか?


> ツイーターは直径5cmの振動板ですが、軸上で聴かないと高域が落ちます。なので、これはリスナーの方向を向けます。ドームツイーターなんかより直径が大きいので、軸外で高域が落ちるのがむしろ早い(3kHzまでは無指向性)のですが、クロスオーバー部分のつながりに関しては軸外でもスムーズに繋がっているので、ワイドレンジなフルレンジのようだと考えても良いかもしれません。

> PLUTOは無指向性を狙ったSPなので、軸上と軸外の特性が同じになるようなアプローチで設計されています。この軸外特性に着目する話をしだすと、より話が長くなります。

このあたりの話も是非お聞きしたいところですが、まずは原文を読まないと駄目ですね(笑)

2015/06/11 22:57  Iridium17  URL  #-  編集


ツイーターに、AURA 2インチフルレンジ
NSW2-326-8A。

ウーハーに、SEAS 12cmアルミコーンミッドウーハー
L16RN-SL H1480を使っています。

いずれも高級なユニットではないものですね。
ツイーターは設計上要求される形状から、AURAに。ウーハーは密閉型+LT回路なので、ロングストローク設計のものが採用されているみたいです。

PLUTO 1.0 Spec
http://linkwitzlab.com/Pluto/specs.htm

2015/06/12 06:32  daredevils36  URL  #-  編集


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