FC2ブログ

自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  SEAS Excel Project
tags : 
インダクタの値を決めたら、あとはシミュレーションを繰り返して目標の周波数特性になるように残りの素子定数を追い込んでいきます。このときの優先順位は、

1) 周波数特性がフラットなこと(+/-2db以内)
2) Reverse nullが深く(-20db以上)、かつ左右対称なこと
3) LPF、HPFともに4th order Linkwitz-Riley(24db/oct)の減衰カーブとなること
4) クロスオーバー周波数が2kHz付近となること

と考えました。

ここで、減衰カーブを4th order Linkwitz-Rileyに合わせ込むことはそれほど難しいことではないのですが、同時に綺麗なReverse nullが出るかというと、そうはいかないのです。以下に例を示します。

以下の例ではLPF、HPFともに減衰特性は4th order Linkwitz-Rileyに合っており、合成後の周波数特性も文句なしにフラットです。

うまくない例(正相).jpg


ところが、Reverse nullはこの有様。深さも十分ではないし、なにより形がいびつです。この設計例ではクロスオーバーポイントでツィータとウーファーの位相が完全に合っていないだけでなく、ウーファーからツィータへのスムーズな受け渡しも出来ていないと考えられます。

うまくない例(逆相).jpg


なんでこうなるかと言うと、ウーファーとツィータのAcoustic centerが合っていないからだと思われます。



(つづく)



関連記事
スポンサーサイト




テーマ:オーディオ - ジャンル:趣味・実用

コメント

位相
Iridium17 様

Responseは、どこの部品をどう変えればどのようになると言うのは、想定し易いと思います。しかし、クロスオーバーポイントにおいて、どの部品をどう変えれば、位相が進む、遅れるを想定する事は可能なのでしょうか。

(私、頭の血の巡りが悪くて、リバースヌルは位相を逆にするからクロスポイントでレスポンスが下がるのは理解していましたが、昨日までクロスポイントで位相が合っているかどうかどうして分るんだろうと思っていました。昨日、その事が分って、物事を十分理解するのは中々難しい物だと改めて実感しています。)

2012/10/07 19:10  神戸の弥太っぺ  URL  #tHX44QXM  編集

Re: 位相
神戸の弥太っぺ様

こんばんは。

ご指摘のようにどの部品をどう変えれば位相が進む、遅れるといったことが分かればよいのですが、実際にはさっぱり分かりません。ではどうやっているかというと、ツィータを正相にしたときの周波数特性のフラットネスと逆相にしたときのReverse nullの出方を睨みながらトライアンドエラーを繰り返すという具合です。

ちょうどこのことを記事にするところですのでご参照下さい。

2012/10/07 23:17  Iridium17  URL  #-  編集

位相
Iridium17 様

いつも、回答有難う御座います。

毎回、Iridium17 様のブログのアップを、紙芝居を見るかのように楽しみにしています。
2012/10/08 12:32  神戸の弥太っぺ  URL  #tHX44QXM  編集


この記事に対するコメントの投稿
















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://iridium17.blog96.fc2.com/tb.php/247-ef4fb3c6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)