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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  DAC Project
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Scan-Speak2ウェイのほうは現在ストーリオさんの加工待ちです。この時期はマスターブック以外のネタをアップしようと思います。

で、GOLD MUNDの皮を被ったDACの続編です。

ルンダールLL1538を使ったIV変換は時に艶めかしい美音を聞かせてくれるのですが、やはり個性的な鳴り方と言わざるを得ません。最近はスピーカーの音色を客観的に評価しなければいけない場面が増えたこともあって、ちょっとまずいと思い始めました。幸い、IV変換は独立基板になっているので、オペアンプ式のIV変換回路を作ってみました。

IV変換回路を作る際に参考となる資料といえば、まずは本家本元PCM1794aのデータシートでしょう。

http://www.tij.co.jp/jp/lit/ds/symlink/pcm1794a.pdf

トランスインピーダンスアンプにはNE5534が起用され、カットオフ周波数は約90kHzと低めに設定されていることから、LPFとしての機能も持たせているのでしょう。ポストLPFは1次で、カットオフは160kHz。Mi-takeさんの基板もこの時定数を踏襲しているようです。

もうひとつ、少し古い資料ですが参考になるのがこちら。ソースは同じTi(バーブラウン)ですが設計思想がまるで異なります。

http://www.tij.co.jp/jp/lit/an/jaja001/jaja001.pdf

IV変換はスルーレートも大切だけどセトリングタイムはもっと大切!ということで、トランスインピーダンスアンプには迷わずOPA627を投入、カットオフ周波数は2MHzに設定されています。一方でポストLPFは2次の多重帰還型でカットオフは80kHz。つまりIV変換とLPFの機能をはっきり分けた設計です。

ちなみにこの資料、

一部ではオペアンプによるI/V変換を敬遠する傾向もありますが、これはオペアンプの性能に問題があるためで、まともなオペアンプを使用すれば求める性能、音質を得ることは可能です。

と言い切るあたり、チップメーカーの公式資料とは思えない熱さが気に入りました。


で、私も言ってみました。

一部ではマルチウェイスピーカーを敬遠する傾向もありますが、これは設計技術に問題があるためで、まともな技術を使用すれば求める性能、音質を達成することは可能です。


話を元に戻して、作ったのはこんな回路。熱いほうのやつです。トランスインピーダンスアンプのカットオフは2MHz、ポストLPFは90kHzに設定しました。

OPAMP-IV2

内部171028



(つづく)




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