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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  オーディオ
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先日Sさんの作ってもらったターンテーブルを使って、今回のオフ会のメインテーマのひとつであるDirectivity Patternの測定を行いました。

まず最初に、ツィータのフランジの中心がターンテーブルの回転軸と一致するように位置決めします。

指向性測定中


0度から+90度まで10度きざみでターンテーブルの角度を変えながらインパルス応答測定を10回繰り返します。決められたフォーマットに従ってファイル名を付ければ、あとはARTAがまとめてFFT処理を行ってくれます。ちなみにDirectivity measurementはインパルス応答の生データの保存が必須なので、デモモードでは測定できません。やってみたい方はパーソナルライセンスを購入しましょう。

目盛り


スピーカーを乗せたターンテーブルは意外に重く、これを回すのは結構な重労働です。ここは若手二人に任せて、私は測定する人に徹しました。

ターンテーブル操作中2


こちらはだしさんのScan-Speak2ウェイのDirectivity Pattern。1.5kHz~3kHzあたりにくびれが見られますが、これが一般的な2ウェイの典型的なDirectivity Patternなのでしょう。

SS_Directivity_512


翌日ひとりで測定したうちのSEASのDirectivity Pattern。ツィータはだしさんと同じですが、こちらのほうがくびれがひどいのはバッフルの幅が広い、バッフルの角を落としていない、といった理由からでしょうか。とほほ...

SEAS_Directivity512


こちらは最近手がけているWave guide付き2ウェイ。上の二つの作例よりも明らかにスムーズな特性でConstant Directivityに近づいています。3~5kHzあたりの広過ぎる指向性をウェーブガイドが”絞る”ことでスムーズな特性になっていると思われますが、聴感上はむしろ広がり感が優れているのが不思議ですね。

dd_Directivity_512


Directivity controlはマルチウェイスピーカー技術の最後のフロンティアです。この機会にもう少し研究して見ようと思います。


夏の測定大会(ここから先は一人作業になりますが...)はまだ続きます。



(つづく)



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