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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  オーディオ
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私のクロスオーバーネットワークの設計はAcoustic slope(スピーカーから再生される音圧の周波数特性)を所定の減衰スロープに合わせ込むというやり方です。そこでまず、ARTAで測定した周波数特性(.FRDファイル)とインピーダンス特性(.ZMAファイル)をSpeaker workshopにインポートします。次に適当にフィルター回路を組んで特性を計算し、目標のスロープが得られるまで回路や素子定数を変えながらシミュレーションを繰り返します。

最初はWFのLPFの設計から。Speaker workshopのStock crossoverの中から2次のLinkwitz-Riley(LR2、12dB/oct、-6dBクロス)@800Hzに設定してみました。

白がLR2のターゲットスロープ、緑がシミュレーション結果ですが...まるで合いません。合う気配すらありません。

Stock_LR2_800Hz


そこで方針を変えて、今度はターゲットスロープを4次のLinkwitz-Riley(LR4、24dB/oct、-6dBクロス)@800Hzに設定し、Speaker workshopのNetwork optimizerを走らせてみました。

うむ、悪くありませんな。

Stock_LR4_800Hz


今回のクロスオーバーネットワークにはSさんの手持ちのパーツをなるべく使う方針のため、手持ちの中から2.7mHをチョイス。それに合わせてキャパシタを最適化した結果がこちら。少なくともクロス点の-6dBポイントまではターゲットスロープとよく合っています。76uFにはバイポーラコンデンサ投入決定ですね。

Optimized_LR4_800Hz


こちらはLPF有無の比較。水色はWFの裸特性です。こんな簡単なフィルター回路ですが、WFのバッフルステップを補正した上で、不要な高域もばっさりカットしているのが分かります。これでクリーンな中低音が出てくれるでしょうか。

LPF有無比較


WFのLPFはとりあえずこれで良しということにして、次はミッドホーンのHPFに取りかかることにします。



(つづく)



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