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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  オーディオ
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思いの外反響が大きかったので、もう少し調べてみました。

ラインアレイスピーカーに関するわかりやすい解説がありました。

http://www.toa.co.jp/otokukan/otolabo/theme2/at2.htm

ラインアレイスピーカーには有効距離という概念というか仕様があり、ラインアレイの長さ(高さ)の二乗と周波数の積に比例します。リンクの表によれば、少なくとも人の背丈ぐらいのラインアレイを作らないと効果がないことが分かります。

また上の式からラインアレイの有効距離は周波数に依存するのですが、Naval Researchは例の論文の中でLegendre多項式を用いた補正によって周波数に依存しないラインアレイ、すなわちConstant Bandwidth Transducer (CBT)が実現できることを理論的に示しています。このLegendre shadingを抵抗アッテネータで近似してオーディオ向けに具現化したのがKeeleさん、ということのようです。KeeleさんはCBTに関する数件の論文をAESに発表しています。

というわけで、一見奇抜に見えるKeeleさんのラインアレイですが、極めて堅固な理論に裏付けされているのが分かります。日本でやたら目につく『○○理論スピーカー』の類とは次元が違います。

とはいえ、元がNaval Researchの音像定位なんぞには無縁の世界の研究なので、こういったスピーカーの作るサウンドステージはどんなものなのでしょうか。非常に興味があります。

ただ、繰り返しになりますが、ユニット代が高くつくのが難点ですな。



(この章おわり)





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