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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

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SEAS Excel2ウェイの改良型クロスオーナーネットワークが片chだけ組み上がりました。今回の改造第一弾では回路定数は変更せず、実装面だけの改造に留めています。

変更点は以下の3つ。

① LPFとHPFのコイルの距離を拡げた

 PARC Audio2ウェイの教訓で、コイルの磁束の方向を直交させていても距離が近いと干渉が生じることがあるようです。SEASのネットワークボードでも数cmしか離していなかったので、今回は目一杯距離を離してみました。必然的にクロスオーバーボードは横長で、コイルを両端に、キャパシターを中央部に集める配置になりました。

② コイルの防振処理をした

 ErseのSuper-Qコイルの積層鋼板はポリカーボネートでがっちり固められているのですが、ワイヤーはその上に機械的に巻き付けられているだけで、ワニス含浸などはされていません。巻き終わりの部分には粘着テープが捲かれていますが、ちょっとルーズで不安があります。そこで自己融着テープでぐるぐる巻きにしたら芋虫みたいな姿になってしまいましたが、構造的には安定しました。ついでにHPFの空芯コイルにも捲いておきました。

③ バイワイヤリング仕様にした

 これもPARC Audio2ウェイの教訓で、今回の改造の目玉です。パッシブネットワークでは多少なりともLPFとHPFの間で共通グランドを介したクロストークが生じるようなので、バイワイヤリングを試してみることにしました。この効果については試聴だけでなく測定も含めて後日詳しく調べるつもりです。

ネットワークボード2


 ところで、このクロスオーバーネットワークはLPFもHPFもシンプルな2次のフィルター回路で、回路図から分かるとおりTWに直列に入る素子はキャパシター1個と抵抗1個だけ、LPFのほうもノッチフィルターを除けばWFと直列に入る素子はSuper-Qコイルだけというミニマムの構成です。しかしながらAcooustic slopeは1.8kHzクロスのLR4を実現しており、バッフルステップ補正、音圧特性のフラットネス、Reverse nullといった要件も満たしています。

SEAS_NW


というわけで、回路的にはもういじる余地がないと思っていたのですが、ふとTWのインピーダンス補正を加えたらどうなるだろうと思ってシミュレーションしてみたところ、特性上はけっこう良さそうなので、実験してみることにしました。

ネットワークボードの左下にスペースを残しているのはそのためです。



(つづく)



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