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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  PARC Audio Project
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自宅でスピーカーを測定する際、マイクの周波数特性は常に気になるところです。
私が使っているDayton EMM-6は安いながらも一応個別の校正データが付属しているのですが、これがどうも怪しい。

こちらが私が所有する個体の校正データですが、3kHzから上の領域に細かいうねりがあります。エレクトレットコンデンサマイクにどうしてこんな細かい凹凸が生じるんですかね。実に怪しいです。

EMM-6_Original

海外のフォーラムでこんな記述を見つけました。

I suspect PE's mic measurement has a particularly reflective mic mounting method. If they could let people know what it is with a picture, maybe that could be replicated for more accuracy with their calibration file. I know that these mic mounts are generally worse than these.

要するに、Parts Expressの校正はマイクホルダーからの反射を拾っているんじゃないか?という指摘です。ちなみに発言主は有名なZaphさん。

ARTA Essential manualでも触れていますが、マイクの至近距離で生じる反射はGated measurementでも除去できず、周波数応答の凹凸を生じます。

もう私は殆ど確信しましたね。これはマイクホルダーの反射によるArtifactに違いない、と。

これから先の自作人生は校正ファイルを使わずに測定しようかとも思いましたが、それも少々乱暴な気がするので、校正データにスムージングをかけることで大きなうねりは残しつつ凹凸成分を除去してはどうだろうと思いつきました。

校正データをSpeaker workshopにインポートして1/3octのスムージングをかけたのがこちら。なんとなくそれっぽいです。

EMM-6_Smoothing


この校正データを使ってPARCのシステムを解析し直した結果がこちら。うちはARTAの正規ライセンスを買っているので、保存してあるインパルス応答データ(.PIRファイル)を使って後からマイク校正の有無や校正データの変更が可能です。何となくこちらのほうがリアルですなあ。

WF_TW_Merged


それにしても、ちゃんとした校正データが欲しい!

一般財団法人 日本品質保証機構で計測用マイクロフォンの校正をしてくれるそうです。試しに見積もり請求してみましたが、さていくらの見積もりが来るやら...



(つづく)


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