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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  PARC Audio Project
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つづいてHPFのほうです。データはすべてARTAのインパルス応答測定で求めた周波数特性をSpeaker workshopにインポートしてシミュレーションした結果です。

最初は単純な3次のフィルター回路の場合。白が目標とする3.1kHzクロスの4次(24dB/oct)のLinkwitz-Rileyスロープ、赤がDCU-T115Sの裸特性です。低域が1kHz付近まで伸びていますが、このTWは絶対にクロスを低くして使ってはいけません。-6dB/octなどの低次のネットワークもダメです。シンプルイズベストはこのTWには通用しません。高めのクロスと高次のフィルターを使って1kHz付近をがっつり減衰させるのが使いこなしのコツです。

青は3次のHPFを通したときの特性で、まずまず目標のスロープに近い特性が得られていますが、DCU-T115Sは磁性流体を用いないタイプなのでFoのインピーダンスのピークが鋭く、その影響で1kHz付近の減衰が甘くなっています。

インピーダンス補正なしのHPF回路

インピーダンス補正なしのHPF特性


Lz1、Cz1、Rz1を追加してインピーダンスのピークを補正した場合のHPF回路。

TノッチなしのHPF回路


青がDCU-T115Sの裸のインピーダンス特性、緑が補正後です。補正によってピークが綺麗になくなり、ほぼフラットなインピーダンス特性が得られています。

インピーダンス補正


インピーダンス補正を加えたときの減衰特性。ほぼ目標のスロープが得られるようになりました。磁性流体を使わないTWにはインピーダンス補正が必須ではないかと思います。1kHzでの減衰も約-40dBが得られています。

TノッチなしのHPF特性



(つづく)



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