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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  PARC Audio Project
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Loudspeaker Recipesの第一章に登場するこのクロスオーバーネットワークのハイライトはHPFに入っているC6です。0.56uFという小さな容量ですが、これひとつで約700Hzのノッチフィルターとして機能しています。

Loudspeaker recipeのネットワーク

Loudspeaker RecipesによればKEFのクロスオーバーネットワークに類似の回路があるそうで、これなんかそうですが、すごい回路ですね。KEF恐るべし!

http://www.hifiloudspeakers.info/Anatomy/Crossovers/104aB/KEF104aBcrossover.gif

ちなみにLPFのC3はインピーダンス補正、いわゆるZobelネットワークで、C2とL2で形成されるもうひとつのインピーダンス補正とR1を共用しているそうです。でも、なんでわざわざ共用するのでしょうね。

私がいま検討中のHPFにも応用してみました。青がツィータの生データ、赤がフィルター後の特性、白がカットオフ3kHzの4次のLinkwitz-Rileyです。この例では0.27uFという小さな容量ですが、DCU-T115SのFoに合わせた1040Hzのノッチフィルターとして機能しています。しかも容量を小さくするほどノッチ周波数が低くなるという不思議な挙動を示します。

KEF風のネットワーク.jpg


カットオフ3kHzのLR4単独では1kHzにおける減衰レベルは-40dBほどですが、このノッチフィルターが加わると-60dBまで落ちますので、Fo付近の歪みが気になるツィータには良い回路かも知れません。



(つづく)


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