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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  PARC Audio Project
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昨日測定したドライバの生データを使って、クロスオーバーネットワークの検討を再開しました。バッフルは30mm後傾させています。

前回までの回路ではクロスを高くするためにL1の値を小さくした結果、バッフルステップの盛り上がりが完全に補正できないという問題がありました。ユーミンの歌に『悲しいことがあると開く皮の表紙...』という名曲がありますが、私の場合はスピーカー設計に行き詰まった時はこれらの参考書を開くことにしています。(ユーミン関係ないって?)

Cookbook480


左後ろの”LOUDSPEAKER RECIPE”に載っていた回路を参考にしたのがこれ。LPFのL1と並列に抵抗が入っているのが特徴です。この抵抗はLPFの肩特性を調整する作用があり、それに伴って位相特性も変わるのでTWとの位相合わせの調整にも利用できます。

Tilt30mm_342_LSS正相.jpg


定数を追い込んだ結果、音圧特性のフラットネスは概ね±1.8dBに収まりました。

Tilt30mm_342_LSS.png


こちらがTW逆相時。深いReverse nullが出ていますし、ディップの形状もまずまずです。

Tilt30mm_342_LSS逆相.jpg


これで、①TW低域の十分な減衰(-50dB@1kHz)、②音圧特性のフラットネス(バッフルステップ補正含む)、③クロス点での位相合わせ(Reverse null)という当初の要件を満たす設計が出来たわけですが、結果としてインダクタ5個を要する複雑な回路になってしまいました。



(つづく)



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