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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  PARC Audio Project
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これまでの検討結果に従い、3.5kHzクロスでネットワークを設計してみました。ウーファーとツィータの音圧特性と位相特性は以前のバージョンを設計したときと同じデータを使っています。

まずLPFですが、2次のフィルターではLR4にうまく合わせられなかったので3次+パラレルノッチフィルターという構成にしてみました。HPFのほうも3次のフィルターですが、減衰特性は2kHzまではLR4に良く合っているもののインピーダンスのピークのある1kHz付近の減衰が甘くなっています。

3rd3rd_正相.jpg


こちらがツィータ逆相時の特性。Reverse nullどころかほんのわずか特性が凹むだけで、全く位相が合っていません。色々と定数をいじって頑張ってみましたが、ちょっとやそっとでは合いそうにない感じです。

3rd3rd_逆相.jpg


同軸でない2ウェイシステムをフラットバッフルで構成した場合、元々ウーファーとツィータの位相は合っていません。それに対してパッシブネットワークでLPFとHPFの位相特性に差を持たせることで位相を合わせるわけですが、この設計のようにLPFとHPFを同じ次数にしてしまうとそれが難しくなるようです。

つまりパッシブネットワークで位相合わせを行うにはLPFとHPFに適度な非対称性を持たせる必要がありそうです。事実、鑑賞会で私の後に作品を発表されたFさんの回路はLPFが2次、HPFが4次という非対称な構成を採用することで位相合わせを達成されています。

さて、どうするか...



(つづく)


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