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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  PARC Audio Project
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サブタイトルを元に戻しました。

ATRAで測定したドライバの周波数特性とLIMPで測定したインピーダンス特性をSpeaker workshopにインポートし、クロスオーバーネットワークのシミュレーションを行います。

クロスオーバーネットワークの設計に際して目標にしたのは以下の6項目です。我ながらずいぶん欲張りな目標です。

① バッフルステップ補正はしっかり行う
② Acoustic slopeは基本的に4th-order Linkwitz-Riley(24dB/oct)
③ なるべく深く、左右対称なReverse nullを出す
④ 周波数特性のフラットネスは300Hzから10kHzの範囲で±2dB以内
⑤ クロスオーバーポイントは目標3kHz、少なくとも2kHz以上
⑥ ①から⑤を満たした上でなるべくシンプルな回路にする

で、どこから手を付けるかというと、私の場合はバッフルステップ補正に必要なインダクタンス値を決めるところから始めます。

下のチャートはLPFのインダクタンスを変えたときの周波数特性をSpeaker workshopでシミュレーションしたものです。青がDCU-131Aのネットワークなしの特性、黄色はL1が1.0mH、赤は1.5mH、ピンクは2.0mHです。C1はとりあえず10μFに固定しています。青の特性はバッフルステップのせいで300Hzから2kHzまで右上がりになっていますが、これをフラットな特性に補正するには1.0mHでは不足気味、1.5mHでちょうど良く、2.0mHでは過剰ということが分かりました。

L1依存性.jpg


これでL1の値が決まりました。



(つづく)



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