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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  SEAS Excel Project
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SEAS Excel2ウェイでひとつ失敗したかなと思うのがツィータのレイアウトです。

これが採用したレイアウト。見た目を重視して左右対称な配置にしていますが、実はツィータのバッフル回折が後で問題になると言うところまで理解が及んでいなかったのが正直なところです。

Layout_current2.jpg


このときのツィータのバッフル回折効果をEdgeで計算した結果がこれ。1.5KHzの盛り上がりと3kHzのディップが目立ちます。

Edge_current.jpg


T25CF001をこのバッフルにマウントしたときのFar Field測定の結果ですが、実測でもディップが見られます。また5kHzから上で細かい凹凸が見られるのもバッフル回折の影響で、デザイン上の理由でバッフルの角を丸めなかったためと思われます。

T25CF001のディップ


1~2kHzの盛り上がりはクロスオーバーネットワークの定数を調整すれば矯正すること出来ますが、ディップの方は矯正が困難で、ネットワーク定数の最適化にかなり苦労する羽目になりました。最終的には周波数特性のフラットネスを±2.5dbに追い込んでいますが、このディップが無ければ±2db以内に追い込めたと思います。

今更バッフルを作り直す気はないのですが、今後のためにどんなドライバ配置が最適かEdgeで計算してみました。

最適化したレイアウトがこれ。見た目も悪くないです。メーカー製のスピーカーにもこんな感じの配置があったような気がします。

Layout_improved2.jpg


こちらがEdgeの計算結果。ディップは-1db以内に抑えられています。もし周波数特性のフラットネスを±2db以内にするなら、こういったレイアウトが必要でしょう。またその時はバッフルの角も丸めた方が良さそうです。

Edge_improved.jpg


ただ、位相合わせや音像定位といった点を考えると、上記のような非対称配置とSEAS Excel2ウェイのような対称配置のどちらが良いのかは一概に言えないように思えます。このあたりは今後の研究課題です。



(この章おわり)


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