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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

2013/04/28
OmniMicとUMM-6

Category :  SEAS Excel Project
tags : 
Parts ExpressのプライベートブランドであるDayton AudioからOmniMicという音響測定システムが発売されています。

http://www.parts-express.com/cat/measurement-microphones/2057

http://www.daytonaudio.com/index.php/test-measurement/omnimic-v2-precision-measurement-system.html/

OmniMicは測定用のマイクとソフトウェア、それに測定信号を納めたCDのセットで、298US$というお手頃価格です。ユニークなのは測定用マイクで、ADCを内蔵しているために外付けのオーディオインターフェースが不要で、USBでPCと接続するだけでOKです。単体で販売されているUMM-6もおそらく同じものと思われます。

OmniMicの測定機能は、

• SPL meter with A, B, C, or no weighting
• Spectrum analyzer, FFT, or RTA
• Frequency response with phase and impulse response
• Oscilloscope function to view complex waveforms
• Harmonic distortion: 2nd, 3rd, 4th, 5th harmonics plus THD
• RT60 reverberation: measures sound reflection
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等々と多彩です。周波数特性測定では疑似ランダムノイズを用いたインパルス測定を行っており、Gated measurementもサポートされているようです。またマイク自体は私の愛用のDayton EMM-6と同様にシリアルNo.から個別のキャリブレーションファイルをダウンロードできるようになっています。至れり尽くせりって感じです。

ただしOmniMicの周波数特性測定は参照信号を用いない方式であり、ARTAで言うところのSingle channel systemになります。

一方、ARTAとUMM-6単体の組み合わせはどうかというと、マイク内蔵のADCと信号発生用のDACが別々のクロックで動作するため、一部の機能で不具合が生じるようです。

http://cross-spectrum.com/measurement/calibrated_umm6.html

ルームアコースティックの測定やイコライザの調整がメインならOmniMic、クロスオーバーネットワークの設計に使うならARTAでしょうか。

なお、OmniMicではスピーカーのインピーダンス測定は出来ませんので、DATSというインピーダンス測定システムが99.88UD$で出ています。



(この章おわり)




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