FC2ブログ

自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  SEAS Excel Project
tags : 
Acoustic centerというのは、私の理解では音波の源泉とでも言いましょうか。音は空気の粗密波ですから、それが生み出される場所はドームツィータであればドームの頂点付近、コーンスピーカーであればダストキャップのあたりだと思われます。

2ウェイスピーカーシステムの宿命として、ウーファーとツィータを同一平面上にマウントすると下図(A)のようにAcoustic centerの位置が前後にずれます。いわゆるDriver offsetと言われるやつですね。ここで仮にずれが2cmであればウーファーからの音波はツィータよりも約58us遅れてリスナーに到達することになります。クロスオーバーポイントを2kHzとすると、このときのウーファーの位相はツィータよりも42°ほど遅れます。その結果、クロスオーバーネットワークが理論通りに動作しないということになります。

Acoustic centerを物理的に合わせ込んでしまう方法として(B)のような段差付きバッフルや(C)のようなスラントバッフルがありますが、(B)は段差のところでの音の反射が問題になりそうですし、スラントバッフルは見た目が好きになれません。

ではどうするか。

Acoustic center.jpg


Zaphをはじめとして、ウーファーとツィータを同一平面上にマウントしながらフラットなレスポンスとReverse nullを実現している作例は少なくありません。これらでは、主にウーファー側の減衰スロープを24db/octから少しずらすといったテクニックで位相を合わせ込んでいるようです。

私もこの作戦でいくことにします。



(つづく)


関連記事
スポンサーサイト



テーマ:オーディオ - ジャンル:趣味・実用