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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  SEAS Excel Project
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インダクタの値を決めたら、あとはシミュレーションを繰り返して目標の周波数特性になるように残りの素子定数を追い込んでいきます。このときの優先順位は、

1) 周波数特性がフラットなこと(+/-2db以内)
2) Reverse nullが深く(-20db以上)、かつ左右対称なこと
3) LPF、HPFともに4th order Linkwitz-Riley(24db/oct)の減衰カーブとなること
4) クロスオーバー周波数が2kHz付近となること

と考えました。

ここで、減衰カーブを4th order Linkwitz-Rileyに合わせ込むことはそれほど難しいことではないのですが、同時に綺麗なReverse nullが出るかというと、そうはいかないのです。以下に例を示します。

以下の例ではLPF、HPFともに減衰特性は4th order Linkwitz-Rileyに合っており、合成後の周波数特性も文句なしにフラットです。

うまくない例(正相).jpg


ところが、Reverse nullはこの有様。深さも十分ではないし、なにより形がいびつです。この設計例ではクロスオーバーポイントでツィータとウーファーの位相が完全に合っていないだけでなく、ウーファーからツィータへのスムーズな受け渡しも出来ていないと考えられます。

うまくない例(逆相).jpg


なんでこうなるかと言うと、ウーファーとツィータのAcoustic centerが合っていないからだと思われます。



(つづく)




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