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自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *

自作スピーカーと測定に関するブログです。

Category :  DAC Project
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激変!激変!といって騒ぎ立てるのは好きでは無いのですが、これは本当にいい音です。とにかく音の分離が抜群で、マンハッタントランスファーの超絶技巧のコーラスをちゃんと分離して聴かせてくれます。

解像度が高いのに刺激的なところがなく、重厚なのにすっきり、といった具合に相反する要素をさらっと両立してみせるあたり、高性能ってこういうもんなんですね。私もそういう人間になりたいです。

リヤ


最終的な内部構造はこちらです。

内部(最終)


実はまだ電源周りの手直しが少し残っているのですが、一応これでDACは完成です。

さて、そろそろパワーアンプの製作も考えましょうかね。目指すのはデジタル符号がDACチップで電流出力に変換されてからスピーカー端子に導入されるまで、全段差動、全段反転アンプの構成です。



(この章おわり)



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Category :  DAC Project
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実はこの回路、このままではうまく動作しません。

PCM1794Aの電流出力は差動ですがプッシュプルではなくて吐き出しオンリーなので、IV変換の出力には常にプラスのDCオフセットが発生しています。次段で差動合成する場合はDCオフセットがキャンセルされるので問題ないのですが、うちはバランスアウトなので差動合成がなく、ポストLPFの出力にもDCオフセットが出てしまいます。

実は、基板が組み上がって電圧チェックしているとき、この事に気づきました。我ながらアホです。

ということはカップリングコンデンサが必要なのですが、もうスペースがない...

OPAMP-IV2


やむなくIV変換基板を2階建てにしたのですが、出来上がってみるとASC X335の4連装、かっこいいですな。

ASC_X335


これで一応、音が出せるようになりました。



(つづく)



テーマ:オーディオ - ジャンル:趣味・実用

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製作したIV変換基板はこんな感じです。バイパスコンデンサが見当たらない理由は後ほど。

基板全体


主役はもちろんオペアンプの女王様OPA627。脇を固める赤いやつは東信工業のUPZポリプロピレンコンデンサ。抵抗はDALEのCMF-55です。

OPA627


女王様の後ろに控えるのはポストLPFを務めるOPA2604。黒いやつはルビコンのH2Dポリフェニレンスルフィドフィルムコンデンサ。

OPA2604


女王様にご機嫌良く働いてもらうため、バイパスコンデンサには最短距離で配置できるチップコンを使いました。ただし積層セラミックはイヤ!ということでルビコンのPMLCAP薄膜高分子積層コンデンサをICピンの間に実装しました。このコンデンサ、3216サイズで1個70円というお値段は体積あたりに換算するとOPA627APよりも高価だったりします。

チップコン



(つづく)



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Scan-Speak2ウェイのほうは現在ストーリオさんの加工待ちです。この時期はマスターブック以外のネタをアップしようと思います。

で、GOLD MUNDの皮を被ったDACの続編です。

ルンダールLL1538を使ったIV変換は時に艶めかしい美音を聞かせてくれるのですが、やはり個性的な鳴り方と言わざるを得ません。最近はスピーカーの音色を客観的に評価しなければいけない場面が増えたこともあって、ちょっとまずいと思い始めました。幸い、IV変換は独立基板になっているので、オペアンプ式のIV変換回路を作ってみました。

IV変換回路を作る際に参考となる資料といえば、まずは本家本元PCM1794aのデータシートでしょう。

http://www.tij.co.jp/jp/lit/ds/symlink/pcm1794a.pdf

トランスインピーダンスアンプにはNE5534が起用され、カットオフ周波数は約90kHzと低めに設定されていることから、LPFとしての機能も持たせているのでしょう。ポストLPFは1次で、カットオフは160kHz。Mi-takeさんの基板もこの時定数を踏襲しているようです。

もうひとつ、少し古い資料ですが参考になるのがこちら。ソースは同じTi(バーブラウン)ですが設計思想がまるで異なります。

http://www.tij.co.jp/jp/lit/an/jaja001/jaja001.pdf

IV変換はスルーレートも大切だけどセトリングタイムはもっと大切!ということで、トランスインピーダンスアンプには迷わずOPA627を投入、カットオフ周波数は2MHzに設定されています。一方でポストLPFは2次の多重帰還型でカットオフは80kHz。つまりIV変換とLPFの機能をはっきり分けた設計です。

ちなみにこの資料、

一部ではオペアンプによるI/V変換を敬遠する傾向もありますが、これはオペアンプの性能に問題があるためで、まともなオペアンプを使用すれば求める性能、音質を得ることは可能です。

と言い切るあたり、チップメーカーの公式資料とは思えない熱さが気に入りました。


で、私も言ってみました。

一部ではマルチウェイスピーカーを敬遠する傾向もありますが、これは設計技術に問題があるためで、まともな技術を使用すれば求める性能、音質を達成することは可能です。


話を元に戻して、作ったのはこんな回路。熱いほうのやつです。トランスインピーダンスアンプのカットオフは2MHz、ポストLPFは90kHzに設定しました。

OPAMP-IV2

内部171028



(つづく)




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2017/09/03
新しい機材

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新しい機材が加わりました。
泣く子も黙るスイスの高級ブランド、GOLDMUNDです。

DAC1


でもなんだか変ですね。液晶がやけにチープだし、表示はカタカナだし...

DAC2


正体はこちら。約1年前から製作が滞っていたDACです。ようやく鳴らせるところまで漕ぎ着けました。

DAC3


Combo384で受けてI2SでPCM1794に渡すというごくオーソドックスな構成です。IV変換はルンダールLL1538+OPA2604によるIV変換という、やや変則的というか何のためにトランス使っているのか自分でもよく分からない回路になっています。出力部はPGA2320の電子ボリューム基板を2枚使ったバランス出力です。デジタル部の基板はMi-takeさんのを使っています。

くだんのケースはebayで1万円ちょっとで購入し、汚い段ボールで大陸から送られてきました。

DAC4


実はこのDAC、1年前から未完成のままうちの作業台を占拠していたのですが、Scan-Speak2ウェイの製作に着手する前に作業台を空ける必要に迫られ、この土日で一気に仕上げた次第。

音質的にはまだIV変換の部分が要調整です。トランスの負荷抵抗など色々面白いデータがあるのですが、また後日に。



(つづく)